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【読書】神去なあなあ日常 三浦しをん

映画を見てから読んだので、登場人物が、映像として浮かんでしまった。

 

本筋は主人公が林業に段々と魅せられ、田舎暮らしになんだかんだ順応して行くが、他の部分は設定が違うところもある。違和感がある方もいるだろうが、映画は、小説の世界観を大事にした上で、青春爆笑ストリーになっているんだということがわかった。

 

小説は小説で、映画は映画で、違う面白さがあるので、興味があればどちらもオススメしたい。

 

三浦しをんが描く主人公が、ほんとうに今時の若者。という感じで、主人公の語りで、彼の目線で、軽いタッチで田舎暮らしや林業や自然の中で生きて行く事が書かれて行く。そこに重さや説教臭さはまるでない。

 

わぁーっこんなんあるんだねー。すごーい。という感じの作者の感動を、聞いているような感覚になるのである。

 

そして、巖さんが、かっこいい。

 

※読んでる途中に、自分がほんとうに神去村にいるような、土や森や木の香りがするような、風や霧を肌で感じるような気がします。読後は、ただ、三浦しをん、やっぱり凄いな。と思うのでした。