ぐうたらぐーったらしながら、食べて飲んで旅してます

【読書】ペーパープレーン スティーブ・ワーランド

久しぶりの児童書。

 

紙飛行機を通じて成長して行く少年の物語。

 

母を亡くし、父は悲しみから立ち直ることができずにいる。無気力な父に、何度も期待を裏切られながらも、信じたいと願う。

 

学校で紙飛行機を飛ばし、長く長く飛ばしたのをきっかけに、親友ができ、親友や学校の先生に助けられながら、大会に出場。でもまだ自分の紙飛行機のキールが見つからない。

 

大会に出て、勝つとはなんなのか、自分はなんのために紙飛行機を飛ばすのか。キールは見つかったのか?その先に見えたものは?


感情移入して、ボロ泣きだった。

 

いじめっ子やライバルとの対峙、仲間と切磋琢磨して行く様子や、父と子の関係にハラハラしたり、気になる女の子にドキドキしたり。いたずらっ子のような祖父が出て来て、クスリと笑わせられる。ハッピーエンドなので、気軽に読める。

 

児童書だけあって、紙飛行機の作り方も詳しく載っている。大人だって、紙飛行機を飛ばしたい時は、たぶん、ある。

 

※paper planesという映画になっていて、父役がサム・ワーシントンのようですが、残念ながら日本には来なかったみたいです。ダメ父、似合いますよねー。