ぐうたらぐーったらしながら、食べて飲んで旅してます

【読書】チャーリーとの旅 スタインベック

最近、全然映画を見ていない。家のWi-Fiの調子があまり良くないのだ。

 

読書ばかりしている。まるで子供の夏休みみたいに。

 

単行本の背表紙と表紙に惹かれて、図書館で借りた。

 

 

スタインベックは、怒りの葡萄などが有名だが、幼少時代から今まで、たぶん実家の本棚にあるはずだ。わたしは読んだかどうか、全く覚えていない。

 

本書はスタインベックが、夢見ていた旅を実現し、その見聞きしてきたことが書かれているのだが、スタインベックの心模様や出来事、見た景色など、くすくすと笑ったり、同感したり、ときには同情したりしながら読める旅本。

 

なかなか面白かった。

 

スタインベックを掘ってみようと思ったら、近所の図書館には怒りの葡萄しかなかった。今は、それ以外が読みたいと言うのに。

 

※掘ろう、と思った時に無いと、忘れてしまいそうです。読みたい本をメモするのですが、様々なところにメモを取る癖があり、簡単にメモする方法がないかなぁと考えてしまいます。

仮名手本忠臣蔵でゾクっ

さて、いろいろあって、京都に行った話と、文楽の話である。(以下、すごく長い)

 

いったい、いつの話なんだ。というくらい前に文楽、京都の事を書いたが、ようやく本題といった感じである。

 

三浦しをんの「仏果を得ず」を読み、そこで出てくる「仮名手本忠臣蔵」が見たくなり、ネット検索した結果、チケットを取った。

よく考えればわかるはずなのだが、場所が、「日本橋(にほんばし)」ではなく、「日本橋(にっぽんばし)」だったのだ。その結果、京都大阪旅行に行く事になったのである。小説の中に、国立文楽劇場は大阪にあると書かれているし、サイトに載っていた地図は、地下鉄堺筋線と千日線が描かれているし、なんならチケットにも06から始まる電話番号が書いてある。にもかかわらず、ずっと気がつかずに、公演の一週間前くらいに何時に家を出れば良いか検索しようと、地図を見て気がついたのである。

 

日曜の午前中の公演を取った事が幸いして、見に行く事ができた。クレジットカードで買っておらず、平日の夜でチケットを取っていたら、確実にキャンセルしていた事だろう。

 

そこまでして見にいった感想は、行ってよかった。という事である。

 

まずは、前日に京都入りをして、行きたいカフェ、ご飯屋さん、寺を巡り、服やら雑貨なども買い、初めてのカプセルホテルを経験し、5年ぶりの完全一人旅を満喫したのである。

 

そして、当日は気になっていた、「にっぽんばし」の老舗喫茶店へ。

お腹を満たしたのちに、文楽劇場へ向かった。

 

見に行ったのは、文楽鑑賞教室というもので、文楽の楽しみ方をレクチャーしていただき、仮名手本忠臣蔵のショートバージョンを鑑賞する。というもの。

 

最初に解説なしで二人禿を鑑賞。遊郭でまだ幼い行儀見習いの少女(禿:かむろ)二人が数え唄に合わせて羽根つきをするお話。

 

文楽についてのお話は、若い太夫さんが(人気ありそうな方だった)文楽とは何か、太夫の役割などについて解説。お三味線の方がでてきて三味線の弾き方や感情表現について解説。たとえば、こんな風に表現します。と言っては、べーんっと弾くのである。泣くときの表現はいくつかあったのだが、自分には違いがわからないものもあった。そして、人形遣いの解説が面白かった。実演も交えて、三名で人形を遣う方法や、顔、体での感情表現など。これだけでもかなり楽しい。

行って見て驚いたのは字幕だ。太夫さんは抑揚をつけて物語を語るので、なんて言ったのかわからない時があるのだが、それを補う役割である。進化してる。のだろうか?敷居が少し低くなり親しみやすくなるのかも知れない。

 

 

さて、仮名手本忠臣蔵は、吉良上野介役の高直師(こうのもろなお)がとにかくムカツク野郎なのである。そして、浅野内匠頭役の塩谷半官(えんやはんがん)、その家来たちがなんと切ないことか。途中、なんだか気持ちが良くて寝てしまったのだが、最後の大石蔵之助役の由良助が仇討ちを決意した睨みに、ゾクっとし、鳥肌さえたった。

 

こんなに面白い芸能があったのかと、知らないとは損していたな。と思いつつ、いや、今の年齢だからこそ楽しめるのかも知れないと感じた。

 

昔、北野武監督のdollsと言う映画を見たが、あれにも出ていたなと。思い出した。もう一度見てみよう。

 

さて、字幕、舞台、床(太夫さんとお三味線の方がいるところ)と3つとも見たい、となると、席は後ろの方が俯瞰できて面白いと思う。

自分は、字幕を見ずに、舞台と床が見たいので、次回は事前に少し予習をして、真ん中くらいに座りたい。9月には東京で違う演目ではあるが公演があるので、興味のある方は是非。

 

※鑑賞した後は、しばらく文楽の笑い方が頭の中に残り、事あるごとに脳内再生していました。こうやって文字にすると病気みたいですね。そして、仮名手本忠臣蔵のお三味線の方がイケメンで驚きました。アレは追っ掛けいますね。

 

 

【京都】バンガロー 続き

見つかった。

 

最近削除したメモの中にあった。

 

飲んだビール。全部好みだったやつ。

 

1.京都酒造 夏の気まぐれ セッションipa
2.スワンレイクビール スワンレイク ヴァイツェン
3.いわて蔵ビール パッションウィートエール

 

※使ったお金のメモの一番下に書いてありました。家計簿をつけ終わっていたので、見つかったのが奇跡です。

【京都】バンガロー

文楽の話の前に、京都で行った、近所にあったらきっと通ってしまうであろうお店、をご紹介。

 

バンガロー

 

このお店を知ったきっかけは、漫画。

京都の美味しいお店がたくさん載っているのだ。しかし、漫画のタイトルも主人公の名前も覚えていない…。

 

自分は四条駅の近くに泊まったので、徒歩でブラブラと夕焼けを見ながら向かった。

 

漫画や食べログで見たお店の雰囲気とは若干違ったが、一階は開放的で、立ち飲みスタイルのカウンターとテーブルが2つほどあっただろうか。二階もあるが、自分は立ち飲みのため、詳細は分からず。

 

シンプルで、おしゃれで、開放的。

 

日本各地のクラフトビールが飲め、食事もおいしいとの前情報。

 

ビールは三種類飲んだが、銘柄を書いた場所を完全に忘れていて、出てこないのである。エールビール、ウィートビールとか。全て好みだった。サイズは、小さいのと大きいのの、二種類。たくさん種類を飲みたければ、小さいのがオススメだが、浴びるように飲める方は、大きいのでも問題ない。

 

食事は、直前に行ったカフェでケーキを食べてしまい、あまりお腹がすいていなかったのもあり、一品のみ。野菜が食べたくてインディアンサラダを頼んだが、これが美味。辛いものが苦手だが、そんな辛くない、と言われたので注文したが。辛かった。でも、ビールに凄く合い、結果的に吉と出た。

キュウリ、トマト、セロリなどがサイの目に切ってあり、不思議な食感の体に良さそうなプチプチしたもの(メモが見つからないので全く見当もつかず、調べられない)が混ぜてあり、スパイスが効いていて、ミントの葉が爽やかな一品だった。

 

作っているのを見るのが好きなので、至福の時間であった。

 

是非、グルメサイトでも調べて、興味があれば行って見てほしい。

 

カウンターは、150㎝以下の身長の場合、背伸びが必要な状況があることを付記したい。

 

※久々の一人旅で当たりのごはん屋さんに出会い、本当に幸せです。京都、遠いですが、行ったら必ず寄りたい。それくらい好みでした。

 

 

初めてのカプセルホテル

先日、京都へ行ったと書いたが、余りにも突然だった為、ビジネスホテルが安いのが見つからず、以前から気になっていた、カプセルホテルなるものに泊まってみることにした。

 

ここから、かなり、ながい。

しんこきゅう、して。

 

一泊2日の弾丸旅行。

訳あって高速バスが使えず、新幹線のチケットを金券ショップで購入。

宿と交通費で、32800円である。結構な出費だった。

 

お宿は、センチュリオン キャビン&スパ 京都四条。

決め手は、大浴場とサウナ。

 

まぁ、大。ではなかったが、湯船に浸かれたのでよしとする。サウナは小さい。でも、1人で満喫出来たので、これもよしとする。シャワーブースに洗顔、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーが揃っているので、メイク落としさえあれば、とりあえずは事足りる。

脱衣所はコンパクト。使用後のバスタオル類は外に袋があるので、入れてくれ。と張り紙が3ヶ国語くらいで書いてあったが、なぜかロッカーの上に山になっていた。謎である。どの言語にも精通していない方が多いのだろうか?絵にしたら良いのかもしれないが、もしかしたら、やってるのは同じ日本人かも?とも思うのである。いろんな人間がいるからね。

 

キャビンやお風呂に行くのはカードキー。エレベーターもカードキーをかざしてからではないと、階のボタンを押せない。

 

各階に、喫煙所があるらしい。

キャビンは土足禁止。入るとすぐにスリッパやロッカー、洗面台が3つ、お手洗いが4つある。

ロッカーは細長い二段式で、鍵は暗証番号になっている。一泊の荷物ならば難なく入る。ハンガーもあるし、靴も入れておけるのでなかなか良い。

各洗面台に、ハンドソープ、洗顔、化粧水、乳液、ドライヤーが付いている。肌が弱くなければ、全然使える。

自分は、シャンプー、コンディショナーも、基礎化粧品もあるのを使ったが、いつもより調子が良かった。

 

気になったのは、キャビン内土足禁止の張り紙だ、カードキーで入るとすぐにスリッパが用意されているのだが、寝室エリアに入るドアの前に、スリッパが脱ぎ散らかしてあるのだ。キャビンは、寝るスペースのことだと思い、はじめはずっと、スリッパをペタペタ言わせていたのだが、たぶん。寝てる時に、その音が気になるのかもしれない。正解がわからない為、自分も結局、寝室エリア外の館内用としてスリッパを使った。

 

キャビンの大きさは、身長150センチない自分でちょうど良いので、背が高い方や横幅がある方はかなり窮屈だと思われる。デラックスであれば、少しは余裕があるのかもしれない。寝相が悪いと、壁にぶつかる。自分の隣のキャビンは、かなり、ボコボコとぶつかっていた。

 

 キャビン内の設備は、バスタオルとフェイスタオルが一枚ずつ。テレビ、イヤホン、携帯の充電ケーブル、コンセントは、日本用と外国用があるが、各々1つ。折りたたみ式のテーブル、鏡。

そんなところだろうか。

入って引き戸を閉めてしまえば快適なのだが、ライトをつけているからか、つけていなくても、季節的なものなのか、結構な暑さだった。

 

総合的には、まる。である。

 

次回は気になっている他のカプセルホテルに泊まってみよう。

 

※どこでもすぐに眠れる人で、荷物の少ない人ならば、余裕だと思います。真夜中にお風呂に行ったり(朝の3〜5時以外は入れるのです)、ドライヤーをかけたり。トイレに行ったり。音はかなり聞こえます。私は基本的にあまり眠れないので。人が動いてる気配があって楽しかったです。ちなみに、荷物の大きい方は、自分のキャビンの近くに、スーツケースやバックパックを置いていました。

 

 

 

六角堂へ

色々あって、京都へ行ってきた。

その話は、別途書くつもりなので、まずは、六角堂の話。

 

友人いわく、人には合う合わないと言う神社仏閣があるのだとか。合う神社仏閣を調べられるサイトがあり、調べて見たら、一番好きな神社が入っていたが、普段行っていた寺は入っていなかったので、なるべく入っているところに行く。との話を聞いた。

 

なに?合うってあるの?と、面白いので、調べたところ、かすってもいなかった。いつも行く神社仏閣は、入っていなかったのである。

 

最近調子が悪いのはそのせいではないかと、責任をなすりつけ、折角、京都へ行くので、一番アクセスの良い六角堂へ参拝して見た。

 

ちょうど西国三十三ヶ所を回っておられると思われる団体が、お経を唱えていて、あー!寺に来たな!と言う感覚がプラスにぐぅーんっ。と働き、苦手な鳩もなんのその。ぶらぶらしたり、ベンチに座って見たりと、気持ちの良い時間を過ごせたのである。

 

親鸞上人がいたので、おや?と思ったら、修行時代にお山から降りてきて100回(?)参拝にいらしたと書いてあった。そうか。あれが、ここなのか!と、感動ひとしお。

【解説】五木寛之親鸞で読んだ。六角堂に図らずも訪れていたのである。

 

と言うことで、御朱印も頂き、とても気持ちの良い時間を過ごせたので、結論。「合う」は、合っている。

 

御朱印を頂くのはかなり長い列ができます。朝は8時から空いてるので、早くに行くといいかもしれません。私は、8時半位に行ったら、1人しか待っていなかったです。近くの進々堂や、スタバが開いていたので、参拝後に立ち寄るのも良いですね。

 

 

 

【福岡】マヌコーヒー

夕方に用事があり、ブラブラと歩いていたら見つけた。

小洒落たコーヒー屋さん。

 

カウンターが、キッチンと壁にあり、テーブルも4、5席あっただろうか。

テーブルは満席、キッチン側のカウンターは女子が楽しい話で盛り上がっていたので、自分は壁側のカウンターへ。

 

目のくりくりしたお店のお兄さんにオススメされた、和三盆バニララテとチーズケーキを注文。

 

うまい。和三盆がいい仕事してる。こっくりした柔らかな甘みが、甘ったる過ぎず、しかし、バニララテを引き立てているのである。

 

後から調べてみたら、店舗が色々あるらしい。自分は、manu coffee 春吉店へ行ったようだ。

 

ホスピタリティも、味も、満足だった。

 

福岡の小洒落たコーヒー屋さん、ぜひ。

 

※思い出したので、福岡続きです。