カレル・チャペックは、チェコの国民的作家だが、園芸家でもある。
そんなチャペックのエッセイ集。鋭い突っ込みとユーモアのセンスが抜群で、思わずクスクス、ニャリとしてしまう。
園芸の様々な話は、読んでいて現在とそんなに変わらない事に驚く。
チャペックは1938年に没している。それを考えると、人の営みもそれほど変わっていないのだと言う事に気づかされる。
兄ヨセフの可愛らしい挿絵がまたこの本に彩りを添えている。
園芸好きは、是非。
※園芸が好きではないと読めないのか、と言うと、そうではないのですが、好きだったら尚更面白く読める、と言うことです。