最近、おんなじ作家の本ばかり読んでしまう。と、飲み屋の席でよく隣になる方に話し、オススメの作家を聞いた。
自分は、純文学が苦手であることや、気楽な作家が好みな事を話すと、開高健と山口瞳はどうだろう?と教えてくれたのだ。
開高健と佐治敬三の最強のふたりの本を読んだら、なんと、山口瞳もサントリーで働いていたことがわかり、繋がっていたんだなと思うと不思議な感じがした。
図書館でぶらぶらと読みたくなる本はないかと、書架から書架へ歩いていて見つけた。居酒屋兆治。名前だけで、手に取りたくなる。
藤野伝吉が、サラリーマンを辞めて、もつ焼き居酒屋兆治を始める。かつて、想い合ってるのに結ばれなかった、さよ。居酒屋兆治に集まる人間模様。寂しさとか、哀しさとか、馬鹿馬鹿しさとか。いろんな感情を含めて、なぁんか、人間って愛しい生き物だなぁと感じさせる人情物語。
よく行く飲み屋を思い出してしまった。
※人情物語が、やはり好きなのだなと、実感しました。落語も人情物が好きです。高倉健が、兆治を演じているらしく、見て見たいですね。小説と、イメージが違いますが。。。