7年通った店が閉店した。
ビルの取り壊しのためなので、仕方なくといったところ。
移転先が見つからず、そんなときに知人から声がかかる。
と言う事で、店主は雇われシェフになるそうだ。
店は10年目、目前。
途中で店のメニューから内装から変わっていき、
最初からきている常連はどんどんと変わっていった。
それでも、店の営業最終日であり、イベントの日の
一週間前からは、懐かしい顔に会い、語り合った。
営業最終日は盛大なパーティーとなり、一部は朝7時まで飲んだらしい。
とても寂しいのだが、店主が一番さみしいであろう。
店主は色々迷いつつ悩みつつおよそ10年お店をやって来た。
すごくいいチャンスなのではないだろうか。
お店を経営していたら、そうそう簡単にリセットしてやり直すことはできない。
コンセプトやメニューの変更、それに伴う改装。
店主はこれを機に、別のお店で少し働くし、なんなら、大家から、ビルを出るための支度金的なものをもらうらしい。
これはチャンスに違いない。
新しい店には、新しい客が来る。
新しい人脈ができる。
以前の客も来る。
人の輪がつながる。
そう考えれば、わるくない。と思える。
だから自分は楽しみなのだ。店主のこれからが。
そして自分は、行く場が減ってしまい。
ロスなのである。
どこか、気楽に入れて、さっと帰れたり、心地よく長居できる店はないだろうか。
また、開拓する日がはじまる。
常連たちは、今日も夜の街をさまよっていることだろう。
※開拓をするのは、エネルギーが必要で、最近は家にこもることが多いです。寒いですしね。