ぐうたらぐーったらしながら、食べて飲んで旅してます

ピロリと胃カメラと私

先日、胃がんの血液検査を受けた。

 

ピロリ菌。いた。

 

そういえば、一年前くらいから、胃痛が始まった。

しかし、たまにしか痛くならないので、ストレスかな。

と思う程度であった。

よく考えれば、胃腸は強い方なので、胃痛などとは無縁だったのだから、早く気が付くべきだった。

 

要二次検査の結果が届き、病院で胃カメラを言い渡される。。。

 

人生初の胃カメラ

胃弱体質ではなかったはずなのに、胃カメラ。である。

胃カメラ。とずっと書いていると、だんだん怪獣の名前に見えてくる。

 

胃カメラ

 

弱そう。

きっと、大丈夫だ。鼻からって先生は仰っていたし。

 

ということで、胃カメラ当日は朝の9時に病院へ。

服は着替えない。

まずは、消化液の泡を消して粘膜を見やすくするための飲み物を飲む。

この暑い夏に、朝から一滴も水を飲んでいなかったため、ごくごく飲める。

味は、乳酸菌飲料のごく薄く甘みがほとんどないもの。と言ったらいいか。

ベッドの上でゴロゴロと仰向けからうつ伏せ、また仰向けという一回転をし、内壁にぐるりと薬液をつける。

 

さて、お次は鼻の麻酔を3液、順番に入れていく。

1液目は、点鼻薬のような感じ。しばらく置いて、2液目を投入。これが結構痛い。

2液目は麻酔で、かなり強いアルコールといった感じだ。ガツーンとした痛みが走り、涙が出た。泣くつもりもなく、泣くほどの痛みではないのだが、自然現象とでもいった感じで反射的に涙が出たのだ。そして、またしばらく置く。

3液目は、ドロッとした液体を針なしの注射器でぎゅーっと入れ込む。この時点ですでに麻酔は効き始めている。

液はのどに落ちるのだが、すべて飲み込んでも大丈夫である。

 

最後に、筋肉注射である。

肩というか、インフルエンザや予防接種を打つあたりに、

かなり痛い注射が撃ち込まれる。(筋肉注射は全般、痛い)

胃の収縮を抑えて、見やすくする薬剤だ。

 

さて、すべて準備が整ったら、鼻から胃カメラを入れる。

カメラの先にジェルをつけているので、するっと意外と簡単に入るのである。

喉にカメラが到着したら、ごっくんと飲み物を飲む要領でカメラを通す。

ここで、腹式呼吸が大事になる。

腹式呼吸を忘れると、のどが、おえっとなり、かなりつらい。

おえっとなり始めると、看護師さんに背中をさすられ「腹式呼吸ですよー」と促される。

腹式呼吸に慣れてしまえば何ともなく、先生と一緒に胃の内部を見ることも可能。

見ない方がいいような気もするが、見たいもの恐さで見るのである。

若干、あ、荒れてる。。。あ!黒い丸いのがあるではないか!

と驚いたら、腸へと続く穴だったりと、終始ドキドキしっぱなし。

これは見る価値ありと思う。

 

そして、食道も一緒に見てくれ、検査は終了。

 

診察室に呼ばれてお話を聞く。呼ばれるまでは、検査室でゆっくりしており、

検査室から診察室まで外を通らず行けたので、楽であった。

全体的に荒れており、若干委縮しているので、ピロリ菌の除菌のお薬を処方された。

抗生物質のため、7日間、朝晩の2回、きっちり飲まなくてはならない。

 

酒好きの自分にはちょっと辛い7日間になりそうである。

LG21のヨーグルトも食しながら頑張る。

 

美味しいものを、美味しくいただくために。

胃の検査は大事である。

 

※まさかピロリが胃の中にいるなんて思ってもみなかったので、かなり焦りました。

祖父が胃がんだったので、吐血のイメージしかありません。恐ろしい。

そして、恐ろしいことに、胃カメラの長い長いケーブルがどんどんと自分の体の中に入っていくという。人の体の不思議とでも言いましょうか。面白いものですね。

私の右の鼻の奥が、以前より広がった気がしますが、バリウムより、胃カメラですね。 

おススメです。