ぐうたらぐーったらしながら、食べて飲んで旅してます

【読書】日の名残り カズオ・イシグロ

ノーベル賞授賞作品。と言うだけある。と言うと、なんだか偉そうだが、本作品は好みだった。


第二次世界大戦前から、イギリスの名家で執事を務める、ミスター・スティーブンス。


使える主人が変わり、旅に出ることを勧められ。その旅行記で現在、過去、大過去と行ったり来たりしながら、戦前から戦後の歴史、彼の仕事での悲劇、私的な悲劇が語られる。

 

イギリス名家の執事であり、その品格を備えていると自負しながらも、日々、悩み、葛藤し、私的な要素を排除しつつ職務にあたる。生真面目で、頑固で融通がきかなくて鈍感で、ちょっとした皮肉、軽口は叩けても、ジョークに対応できない。そんなスティーブンスが、滑稽でありながら、愛しい存在でもある。

 

執事の仕事、歴史、と言う組み合わせ、イギリスの風景が見えるような描写、時に匂いさえ感じる。戻らない過去に涙しながらも、前向きに終わる。

 

いい物語だった。おすすめ。

 

※私の父には意味不明だったらしく、好きではなかったそうですが、母は絶賛していました。ま、読む人の好みですよね。

【神保町】DIXANS

神保町からでも、水道橋からも近い。

 

都会的なカフェ。

 

入ってすぐは、窓や壁側はカウンターになっている。2人がけのテーブルもある。

 

照明は暗めで、落ち着く。

 

注文するカウンターの横にケーキのショーケースがあり、思わず見入ってしまう。その反対側の壁際に、カウンター席がある。

 

奥の窓側もカウンター席。あとは、大テーブル。

 

奥の席は比較的、がやがやとして、席も近い。対して注文カウンターから手前は、広くとってあり、ゆったりしている感じで、自分にとっては心地よかった。 

 

都会的なのに、ラテアートは、ほのぼの系という、不思議。

 

※トーストのセットにしたが、やっぱりケーキも食べたかった。と言う、心残りが‥次回は、ケーキとラテにしようと決めています。

【読書】遠い山なみの光 カズオ・イシグロ

第三者として、物語を見ていく、そんな感じを受けた。時代が変わる時、人の思想はそんな簡単に変化できない。柔軟な思考を持たない人、すぐに変われる人、変わったように見せかけているだけの人。

 

この手の話はあまり好きではないので、半ば嫌々読了した。主に、主人公の悦子の事が苦手である。そして、長崎時代の近所に住む佐知子との噛み合わない会話。義父の緒方、夫の二郎との関係。イギリス時代の娘の景子の話、娘のニキとの関係。

 

じっとりと、ねっとりとした会話。薄暗くて光のない雰囲気。閉塞感。

 

もやもやとした感じだけが残ってしまった。

 

たぶん、自分とニキを重ねてしまっているのだろう。

 

 

昭和の映画を見ているようだった。好きな方もいると思う。

 

※次は、日の名残りを読んでみます。

こいつ、やだなぁ。と思わせられる。ということは、人物がきちんと練られていて、描写が上手いと言うことなんでしょうね。

 

恋雨

漫画、恋は雨上がりのようにのアニメがアマゾンプライムにあった。

 

恋雨は、いつだったか、ちらっと読んだのだが、おじさんに恋をする女子高生のお話で、本人はそんな気は無いが、相手に睨んでると思わせたりしてしまう、クールな女の子が、冴えない中年に恋する様子が可愛いのだ。

 

声も、違和感なく。

 

しかし、4話までしかなくて。いまはまだ4話なのか?次はあるのか。いつか見られるのか。。。映画もあるとか無いとか。

 

情報が、ない。

 

科捜研の女が。またやっているとか。やっぱり、テレビを買おうかどうか、悩んでしまっています。

【大阪】星霜珈琲店

天満橋付近をぶーらぶらと歩いて行って来た。

 

人数が多いと、入店できない。

店主1人でやってるので、コーヒーの抽出時は電話に出られない。

禁煙、書類仕事、ゲームご遠慮ください。と言う自家焙煎、ネルドリップの珈琲店。

 

行ってみたら、静かで、店内が暗めで、落ち着く、なんとも素敵な空間。


ぼーっと、ただぼーっとして、珈琲とケーキを堪能する。

 

深煎りがお好きな方。おすすめ。

 

※店主の人柄、最高です。ぼーっとするのに、本当に最適です。深煎りが苦手な方は、行かない方が良いかも知れません。

【京都】五条でフレンチ ア・プ・プレ

出張で京都に行った際に、上司が気になる町家フレンチに行きたいと言うはなしから、町家フレンチのランチに行って来た。

 

普通の住宅地にあるのだが、近所はホテルやゲストハウスがたくさんあり、京都駅からも歩ける距離ではある。五条駅の8番出口から、ほんとすぐ。

 

すてきな佇まい。玄関を入り、土間を抜けて、土足で室内へ。テーブル席が4席くらいだっただろうか。窓からは緑がモリモリ。

 

コースのみ。税込2,900円也。

前菜、メイン、デザートを選択。

前菜、パン、スープ、メイン、デザート、飲み物。

 

優しい味付けで、カジュアルな雰囲気。デザートも美味しいし、コーヒーもハーブティも美味しいしかった。

そう。間違えて、コーヒーが出て来たので、まぁいいか。と思ったのだが、ハーブティも出していただいてしまったのだ。さすがに、全部飲みきれなかったが、大満足。

 

上司が、コースのみだと知らず、しかも、金額も知らなかったらしく、奢ってくれたので、遠慮なく、奢ってもらったのである。さらに、大満足。

 

※まぁ、上司とではなく、行きたいお店でしたね。上司は、会社の男性陣と一緒に来るのは微妙。と思い、よっしゃ、やっとあの店に行けるぞ。と喜んでくれたので、よかったのかも知れません。

Amazon goの実用化はすぐそこだ

以前、セミセルフレジについて書いた際に、10〜20年後には、レジという概念がなくなるかもしれないと言っていたのだが、Amazon goの話を聞いて、2、3年後には実用化されるのだなと感じた。

 

セミセルフレジは未来を見ているのか - nekonomenokoの日記

 

Amazon goのような実験が実は日本でも行われていたらしい。JR東日本が大宮駅のイベントスペースでサインポストの無人決済システムを使って無人コンビニの実験がされたとか。

 

人材不足に悩む必要はなくなる。ということだ。

たまに、セルフレジばかりになると、職不足になる。と言う意見も聞くが、巷のスーパーやコンビニはいつも求人広告が入口や壁に貼られており、外国人がレジを担当していることの方が多い気がする。

さらに言えば、GUなどのアパレルでも、今やセルフレジがあるし、日本語以外も堪能な人物を雇うならば、レジだけでなく接客もしてほしい。と考えると、レジはセルフで複数の言語に対応し、接客スタッフは語学堪能な人員を確保する方が、経費としては安いのだろう。

そう考えたら、セルフレジは未来を向いていて、質を追求する素晴らしいシステムではなかろうか。

 

レジの店員さんとの会話が楽しいのに。と考える人もいるのは確かだし、自分自身も全てがセルフレジになってほしいとは思わないが、必要だと感じている経営者と消費者の間には、あっていい。と思う。

 

日経新聞の記事はこちら

AIでレジ会計、JR東が大宮駅で無人店の実験: 日本経済新聞

 

※人間が思いつくようなことは、全て実現可能なのだ。と言うのを聞いた事がありますが、本当にそうなのかも知れない。と最近になって良く感じます。技術の進歩は著しいですね。そのうち、電気と言う概念などもぶっとびそうだなと感じています。