ぐうたらぐーったらしながら、食べて飲んで旅してます

なごむわ~ メトロ編

仕事帰りのみな疲れたメトロの車内。

 

突如、着信音がピロポローンと鳴り始めた。

少し苛立つ人々。

 

「もしもし」

 

んっだよ~でるなよ~。

通話してる周りは苛立つを通り越し、あきれる。

 

 

「あ、うん。いま、電車の中だから。」

 

分かってるなら切れよ!と苛立つ車内

 

「あ、うんうん。宿題やって待ってて」

 

ん?

 

「うんうん。わかったから。宿題やって待ってて」

 

え?

 

なんか。なんか。

 

なごむ~。

 

と一気に車内が和んだのだ。

 

皆が、おじいさんを待つ孫を想像し、

待ってるよって電話してきちゃってさ~。

なんて愛い奴じゃ。と思って。

 

苛立つ車内が和んだのである。

 

通勤というものは、イライラが付きまとうものだが、

久しぶりにほんわかした気分になったのである。

 

 

※車内の通話は苛立ちから殺気などへと変化する場合もありますので、くれぐれもご利用の際はご注意ください。

残念事件

残念だったことは、なるべく書かない。

 と決めていたのだが、やはり、書きたい。

 書きたいのである。

 

なので、書く。

 

先日、気になっていた喫茶店に入った。

 

あまり自分の好みではないが、何事も、経験、勉強。

薄暗い店内、ダークなフローリング、アンティークの時計。

あっさりとしながらも、そこここに主張がある。

小さくかかるジャズ。

わるくない。

 

チーズケーキとコロンビアを頼んだ。

 

と、おじさん二人が来店。

店内を大きい声でべたぼめ。

気を良くした店主がしゃべるしゃべる。

店主を持ち上げる持ち上げる。

店主が持ち上がる持ち上がる。

 

不気味なほどに。

 

店の雰囲気はぶちこわし。

 

○○とずっと共に成長してきました。ドヤァ。って。。。

店は30年くらいで、○○はおよそ60年前に建造されているけど?

なんて思ってしまい。。さっそく帰りたくてウズウズ。

 

店主の自慢話が続き。おじさんが持ち上げる。

 

尋常じゃない甘さのケーキをコーヒーで流し込み。

さっさと退散。

 

支払いが終わったところで、

ことん。と。これ、サービス(ドヤァ)

ショットに入ったジュース?を出され、驚愕。

 

いま、コーヒーとチーズケーキ食べた。無理。

なに?一気のみしろって?立ったまま?やれって?

そんで、ありがとうございますって言ってもらいたいのか?

拷問だよそれは。

 

と、もう始めっから全開でいやな気分になったので、

こころは完全に閉じている。

 

丁重にお断りすると、あまりそういうことはないのか。

店主はオレ飲むからじゃぁ的なことを心外って感じで

おっしゃったことにまた驚き。店を後にした。

 

あ=久しぶりに失敗だよ。

疲れた。

本当に疲れた。

 

残念である。

本当に、残念である。

顔を見て話そう

最近、自分の周りが騒がしくなっている。

 

その分、自分は、少し落ち着き。

少し不安になり。

少し焦ったり。

でも、そういう時は、あえて、ゆっくりとしよう。

 

そう心掛けている。

 

海外に住んでいる友人が一時帰国した。

久しぶりに会って、顔を見て話す。

 

嬉しい話は、ラインですぐに、つらいときは電話で声をきく、

大事な話は会って。

 

いつだってそうだった。

 

そう。大事な話は顔を見て話そう。

 

今回もそう。

顔を見て、表情を、声のトーンを、しぐさを

そうすれば、驚きも、悲しみも、不安も、きっと無くなる。

心が近くなる。

大丈夫。

 

そう思えた。

あなただから、君だから。

 

本当に大事なことは、顔を見て話そう。

 

※ラインで伝えられたら、電話だったら?多分不安になっていたでしょう。

心配は心配。でも大丈夫だ。と彼女に会って聞いたから安心できたのです。

大事にしていることが似ている。彼女も、彼女の周りの人間も。

そんな彼女だから、自然に受け入れて、周りも、受け入れて、でも、

そこには根拠のない、ゆるぎない。そう、確固たる自信がある。

何だろうね。でもね。大丈夫だよと思うんですよ。

湘南新宿道中富士景色

湘南新宿ラインに乗ると、富士山が見える区間がある。

 

すごく楽しみで、晴れた日は席が空いても座りたくない。

富士山を見たいからである。

 

殺伐とした通勤ラッシュの時間帯に見えると、

せいせいするのである。

 

せいせいする。という言葉が正しい表現かは、いまおいておく。

 

 

ただ本当に、すがすがしいを通り越し、せいせいするのである。

(ほかの方は知らないが、自分は。ということである)

 

しかし、しばらくしたら、見れなくなるのだろう。

目下、開発中なのである。

高層マンションが建設中である。

 

湘南新宿道中を辛い思いをしている通勤者を癒してくれる富士マウンテン。

しかし、今後は、高層マンションの購入者を癒してゆくのである。

 

つらいよ~つらいよ~通勤やだよ~会社辞めたいよ~。

マンションを購入するのもできないし、したくないし。

 

と、うだうだと考えつつ、湘南新宿道中を今日も行く

フラメンコは眠れる

先日、友人のフラメンコ発表会なるものを見に行ってきた。

 

フラメンコは、踊り子の凛とした強さ、そして、妖艶さ。

が魅力なのかな。と、ざっくり考えていた。

そう。いままで、まともに見たことがなかったのである。

 

今回、見に行ってみて、ステップや足さばきを魅せる踊りでもある。

ということを知った。

 

一人で踊っている場合は、下手なのかどうなのか判断が付かない。

(一人で踊っているということは、上手だということだと思うが)

 

大勢で踊っている場合に、ステップがただうるさいだけ、

に感じてしまうことがあるのだが、これはたぶん、

ステップが単に合っていないのである。

 

第一部は全く眠気を感じず、フラメンコの楽しみ方が、なんだかわかってきたような気がして、前のめりで見ていた。

長いスカートを足でけって手でつかみやすくしたり、その所作が美しかったり。

足首が見えるようにスカートをまくり、ステップを踏むその足さばきがとても華麗だったり。なるほどなるほど。と楽しんでいたのであるが、、、

第二部に入り、友人の出番が完全に終わったこともあり。

私は背もたれに身を預けたのだが、これがいけなかったようだ。

第一部からずっと薄暗い照明の中で踊っているのだが、更に、衣装も暗い色の衣装で、4人のステップが見事に合って気持ちがいい瞬間があったのだが、気持ちがいいな~と思ったその後の数分間の意識がないのである。

 

フラメンコって、結構ステップの音がすごいのだが、寝てしまったのである。

そうか、ステップが見事に合って、気持ちが良ければ眠れるんだな。

いい映画やいい音楽も眠れるが、いいダンスも眠れるのだ。

 

 

 

※最前列に知人が陣取っていたらしいのだが、4人ともどこかしらで眠っていたらしいのです。フラメンコは眠れる。が実証された日でした。

 

 

【読書】 職業としての小説家 村上春樹

小説家になろう。

と思っているわけではない。

 

ただ、村上春樹の書いたこの本を読んでみよう。

と思っただけなのである。

 

 

村上春樹は好きだが、最近、あの回りくどく、

何度も何度も繰り返し、という表現が鼻につき。

めんどくさいな~と思いつつも最後まで読み。

最終的には、あーやっぱり面白い。と思うのである。

 

 

何だかんだありつつ、結局、ずっとファンなわけだ。

 

 

この本は、小説ではなく、小説家になるためには、

何が必要であるかについて村上春樹の思うことが書いてある。

 

しかし、彼は裏切らない。

やはり、鼻についたり、回りくどく何度も繰り返したりする。

 

でも、そこかしこに様々なジャンルの偉人の言葉をちりばめ。

そして、何となく納得させ、また、やはりだからこそ

私たちは村上春樹が好きなんだ。と実感させるのだ。

 

ううぅむ。

 

この本を読み終わって、久しぶりに「パン屋再襲撃」が読みたくなり。

福岡旅行へ共に飛び立ったのである。

 

※福岡旅行は食い倒れでしたが4泊5日にもかかわらず、

食べてないものがたくさんあります。

これはきっと、また行けってことでしょう。

 

 

職業としての小説家 (Switch library)

職業としての小説家 (Switch library)

 

 

【読書】 びんぼう自慢 古今亭志ん生 

読書は自分用のメモ

 

また読みたいけどタイトルなんだっけ?

ってことがよくあるため。メモメモ。

 

びんぼう自慢 古今亭志ん生 立風書房

 

志ん生師匠の話し言葉で、産まれてから、高座にあがらず

お家で過ごすようになった時まで。をつづったもの。

 

やぁほんと貧乏。

でも、好きなことを続けて、楽しくたくましく生きる様が、

江戸の風景が、目に見えるような語りで、本当におもしろい。

今の時代ではできない、自由さ、奔放さ。

そして、壮絶さも感じることができる。

りん夫人の内助の功あっての志ん生師匠。

夫婦も家族もいいもんだ。

 

これを読んでると、志ん生師匠の落語がききたくなる

 

亡き祖母、曾祖母の江戸弁。懐かしく。

落語好きにはたまらない一冊。

 

 

※本は図書館で借りることにしているが、これは手元に置きたい一冊かも知れない。

 ちょっとさがしてみるつもりです。